2014年6月15日日曜日

手の中に取り戻す

先日、あるテレビ番組にて、フライパンの制作体験の様子が放送されました。
アイドルグループのメンバーや、芸人さんたちが、1枚の鉄板から
手作りでオリジナルのフライパンを作る、という内容で、
数週間前に、Metal NEKOの作業場で撮影が行われました。

今までにも、何度か撮影は経験していたのですが、今回はスタッフさんや
カメラの数のあまりの多さに、びっくり。
暑さと緊張で、喉がカラカラになってしまいましたが、出演者の皆さんとの
やり取りも楽しく、とても貴重な一日となりました。

事前の打ち合わせや撮影テスト、その後のリサーチなども綿密で、
フライパンの作り方の教材ビデオも出来るんじゃない?なんて思っていたら、
本当にそのくらいしっかりとした番組に構成して頂いていて、感無量でした。


今までは、どちらかというと、鉄やフライパンが好きな、ごく限られた範囲の
方々が興味を持って下さるという感じだったのですが、
今回こうしてテレビで放送されたことにより、今までほとんど興味を持って
いなかったであろう方々にも、鉄のフライパンの良さや鍛冶のことなどを
知って頂ける、大変良い機会になったのではないかと思います。

また、工場での機械生産ではこんなに簡単にできてしまうけれど、それを
手作りしたらどうなるのか・・・?と比較しながら放送して頂けたことも、
とても良かったのではないかと思います。

今は「物」も「情報」もあふれるように得やすく、
どんどんと便利になっているようにも感じますが、
そのために逆に、見えにくくなってしまっているもの、
「実感」しにくくなってしまっているものも、あるようにも感じます。


だんだんと、直に手に触れることが出来にくくなってしまうようなものを、
もう一度、この手の中に取り戻してみたい。

そこに何か、今ここにいること、あることの、「実感」があるようにも思えて。




(※この内容は、メールマガジンRyuzu+【リューズPlus】 2014/6/14 発行の号に掲載したコラムを一部変更して転載いたしました。
Ryuzu+【リューズPlus】では、11日に1度、コラムを執筆、掲載させて頂いています。こちらもご興味ありましたら、ぜひご登録ください。)



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