2010年10月14日木曜日

TACIO CANAS presents 話食夜会

10月11日、TACIO CANASのライブ、「話食夜会 Vol.10」が開催されました。

昨年10月に亡くなった、作詞とパーカッションを担当されていたサトウタカシさんを偲び、また新たなTACIO CANASの活動再開への決意など、スタッフやお客様、多くの方々の思いがひしひしと伝わってくるライブでした。

遅くなりましたが、ご来場下さったたくさんの皆様、ハンダスナオさん、ベーシストでエンジニアの永田範正さん、リューズのスタッフの皆様、本当に、素敵な機会と時間を、ありがとうございました。心より、御礼申し上げます。



当日のリハーサルの様子。リハーサル直前までは、やはりやや緊張気味だったのですが、いざ音を合わせてみると、あまりにも楽しい!嬉しい!で、緊張はあっという間にかき消されてしまいました。

そして迎えた、本番は、こんな格好で(笑)。


「月までのトンネル」を掘る、掘削器のオペレーター。


最初に、サトウタカシさんの「月までのトンネル」という言葉を選んだ時、そこから何か物語が生まれてきそうな予感はしていましたが、実際に何を作り、何を表現したらいいのかなど、まったく霧の中にいるような感じでした。

最初は、音の出る形を探しながら。これまでのTACIO CANASの曲を、改めてエンドレスで聴き続けながら、暗中模索。

TACIO CANASの曲の中に、「星のバラッド」という名曲があります。
星から目線で、優しく励まし、語りかけてくれる曲。生前のライブでは、サトウタカシさんは「どんだけ上から目線なんだ、と」、と、笑いながら紹介されていましたが、サトウさんを知る人にとっては、今、この曲が、本当にサトウさんが夜空の星から届けてくれるメッセージのように聴こえるのだと思います。

星まではまだまだ遠い道のりだけれども、まずは月を目指して進んでみたらどうだろうか。


伝えたいことを、伝えるために。
届けたいことを、届けるために。
たどり着きたい場所まで、たどり着くために。


深い夜から、次第に明けていく空の下、走っていく車の中。そうして急にくっきりと浮かび上がってきたイメージが、月までのトンネルを掘っていく掘削器でした。



サトウタカシさんの言葉がなければ、月までトンネルを掘って行こうなどとは思いもしなかったでしょうし、月までのトンネルを掘る掘削器なんてものも、決して思い浮かばなかったでしょうし、作ることなど到底できなかったことでしょう。
そして、ハンダスナオさんが紡ぎだされた、広がりと深みのある物語。

自分ひとりでは、決して生まれてこないもの。人と人との繋がりや係わり合いの中から、生まれてきた世界と物語が、そこには確かにあったように感じます。


今回のプロジェクト、タシオカナスとのコラボレーション、ライブへの出演、初めてのことばかりでしたが、本当に嬉しく、あっという間でした。誰かを想うことで生まれてくるものやことの、大きさや強さを、改めて感じたプロジェクトとライブでした。


ライブにて、皆様よりたくさんのご感想やご意見も頂き、大変嬉しく、励みとなりました。
改めて、篤く御礼申し上げます。

またいつか、皆様にお会いできる機会があることを。
そして、また、新しい物語が生まれてくることを。
心より願っております。


最後に、僕が大好きな、TACIO CANASの曲、「オイラの帰り道」の一節を・・・。

「こんなオイラにも出来ること
オイラだから出来るなにかを
手をひろげ見つけよう
夢は見てる」
TACIO CANAS 「オイラの帰り道」
 music:sunao
 words:takashi sato
 Copyright:2008 SUNAO(OFFICE SAIYUKI) & TAKASHI SATO(COLLAGE)


TACIO CANAS presents
話食夜会 Vol.10

2010.10.11
ソケースロック

HANDA sunao (pf)
NAGATA norimasa (bass)
KANEKO yasufumi (operator)

for SATO takashi


ハンダスナオさんのblog「ス的解釈」 http://blog.livedoor.jp/sunachov/
ベーシスト&エンジニア、永田範正さんのWebサイト http://ngt-sound.com/
メールマガジン リューズ[Ryuzu]のblog http://ameblo.jp/ryuzu/


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5 件のコメント:

  1. どんな音が出るのでしょう。このまま月まで飛んで行けそうな、そんな勢いがありますね。

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  2. 飯野先生、ありがとうございます。
    いろんなところで、結構意外な音がしたりします。

    スナオさんの曲が、とてもいいんですよ。
    掘り進んでいる感じがしたり、月に向かって進んでいっている感じがしたり・・・。

    ぜひ、機会があれば、聴いて頂けたらと思います。

    返信削除
  3. これがあの月までのトンネルを掘っていく掘削器なんですね!すごいかっこいい!近未来的な感じがします。
    きっとサトウさん喜んでるでしょうね~。

    僕もいつか聴いてみたいです。

    返信削除
  4. niniさん、ありがとうございます!
    そう言って頂けると、嬉しい限りです。
    おかげさまで、無事、披露することができました。

    サトウさんに届いているといいなぁ・・・と思いつつ。
    とても素敵なライブでした。

    この日から、一日一日、何かが新しくなっているような気がします。

    いろいろ、イベントの時にも、持っていけたらいいなと思っています。
    機会があったら、ぜひ!

    返信削除
  5. Operatorお疲れ様でした!
    演奏中に作品からの柔らかな光が会場を包む様と、鉄が奏でる音が幻想的で素敵でした☆
    10月中旬になり、気温が低くなってきたので、今月末の陶郷展まで御自愛くださいね。

    返信削除

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